第７回（後半戦）

第７回（後半戦）

ぼくのプレゼントのお願いなんていいから、お便りを紹介するにゃん！
ラジオネーム、ドリームキャットさんからにゃん
うん？ゆめ…？

「どうした？」

なんでもないのにゃん！
（もしかしてゆめキャットちゃん？）

『ブロキャちゃん、こんにちはなのにゃん！』

こんにちはにゃん！

『ブロキャちゃんやオタさん、ゲストさんはクリスマスになにがほしいのかおしえてほしいにゃん！』

うっ…

『ちかごろさむくなってきたのにゃん、おからだにきをつけてなのにゃん』

ドリームキャットさん、ありがとにゃん…

先輩、リスナーさんにも聞かれてるから答えるのにゃん！

そうにゃね……
えっとね……
ご、5000兆円欲しいのにゃん…
（後輩のまえで…チョット恥ずかしいにゃね…）

5000兆円！？たくさんにゃね！

お金が入るように靴下もBIGなの作ったのにゃん…人ひとり入れるかもしれんのにゃん……

手作りにゃんか！！凄いのにゃん！

えへへ…夜なべして縫ったのにゃん……

「そうだったのか、ブロキャ……」

ちなみにそのお金でなにをしたいんですにゃん？

「！！」！！

な、なんでオタくんもドキッで顔してるのにゃん

「えっ？いや…別にィ？」

あきらかに挙動不審にゃん。もしかして…サンタさんへの手紙を盗み見たにゃん…？

「！！」

図星らしいにゃんね……もー！！オタくんのばかっ！！

「いてて、ごめん！」
（ブロキャってば、俺とのんびり暮らしたいから5000兆円欲しい！だなんて書いてたんだよな…）

なにかしら察知したのにゃん。先輩、大丈夫ですにゃん

およよ…

（後輩に気遣われている…）

ちなみにぼくは絵本がほしいのにゃ～んってサンタさんにお願いしたのにゃん
ピンチの時こうすればいい、という指南書にもなる絵本なのにゃん

（子ども用のやつだよな。書店に行ったとき見かけたことがあるかも）
ヤマトくん、プレゼントが届くといいな。

はいにゃん！

オタくんは何が欲しいのにゃん……

「えっ、あ、そうか俺も聞かれてたよな」
「強いて言うなら、健康な…体かな…」

オタくん、肩こりや腰痛がどうの言ってるからにゃあ…

大人になるとみんなこうなってしまうにゃんか！？ぼくも大人になると…

健康管理を怠った大人だけこうなるのにゃん、ヤマトくんは大丈夫にゃん

ほっ…よかったのにゃん

「ぐうの音もでない」

サンタさんも３にんのお願い、きいてくれたにゃんかね？
ドリームキャットさん、ありがとにゃん！

ピンポーン

うん？チャイムにゃんね、オタくん見に行ってほしいのにゃん

「仕方ないなあ…」

もしかしたらおうちのひとが迎えに来てくれてるかもしれないにゃん

そうにゃんか！だったらおもてなししなきゃにゃん！

ちょっぴりシャイなひとだから大丈夫だと思うのにゃん

そうなの？ゆっくりしてけばいいのににゃあ…
……もういい時間だし今回のラジオもここまでにするのにゃん
次回もまた見てほしいのにゃ～ん！！きっと来年の放送になりそうだから、よいお年を！

よいお年を！にゃ～ん！

――――

「ヤマトくん、いっしょに帰っていったよ」

おもてなししたかったにゃんけどねえ。遠慮深いひとだったのにゃん
それにしても、クリスマス楽しみにゃんね。
オタくんのお願いは「健康な体」だったけど……サンタさんはなんかくれるにゃんかね？

「くれるとしたら青汁とかかな…」

それで健康になれば万々歳にゃね
さて、オタくん、ぼくらも出かけるのにゃん。

「え？なんで？」

七面鳥とホールケーキが待ってるのにゃん

「えっ」

――――

そしてクリスマスの朝となった！

むにゃ…んー、朝にゃんねえ
そうにゃ、プレゼント！
……オタくんが靴下に入ってるにゃん！？
どゆことにゃん！？

「5000兆円は重くて運べなかったらしい」
「代わりにサンタさんは俺の会社に休みをとってくれてね」
「そんで、俺を靴下に詰めていったんだ」
「今日はいっぱい遊ぼう！ブロキャ！」
※2023/12/25は月曜日

オタくん！
…でも、靴下に入りながら言われてると絵面がにゃあ

「ちょっと寝心地いいわ、ここ」

そっかあ

ふたりはお家でゲームをしながらゆっくり過ごしたそうな。